スタッフ紹介

Home  »   ガイド紹介  »   天野 龍治

天野 龍治あまの りゅうじ

対応エリア:
香川

伝統文化 歴史

対応エリア 香川
生年
1970年
出身
東京都
所属
高野山讃岐別院運営委員会 役員、屋島地蔵寺 副住職
経歴
幼い頃から父の転勤で各地を転々とする。先代住職である祖父の勧めで屋島地蔵寺の副住職に。
資格
高野山真言宗 僧侶、密教ナビゲーター
ガイド内容
写経体験、写仏体験、朝勤行体験、護摩供、境内案内
対応フィールド
高野山讃岐別院
対応シーズン
オールシーズン
お客様へ一言
お寺で写経をしたりお勤めをしていると、ふと何も考えず無になる瞬間が訪れます。それは、修行僧が経験する感覚に近いもので、究極にリラックスした状態とも言われます。忙しい毎日のほんの一瞬かもしれませんが、お寺でそんな体験をしてみてください。

高松市内の住宅街の一角に、毎朝7時に複数のお坊さんの読経の声が聞こえるお寺があります。2018年に創建100年を迎えた高野山讃岐別院です。
高野山と言えば、お大師様が御入定されている聖地として、お遍路さんにとっては特別な場所。讃岐別院は明治16年に高野山より讃岐の国にお迎えした弘法大師御尊像をお祀りするために開かれ、四国の高野山として多くのお遍路さんも訪れます。

元々は東京生まれで会社員の家庭に育った天野さんですが、高松市屋島西町の地蔵寺で住職をしていた祖父からの勧めで仏の世界に興味を持ち、その後修行を経て高松に移り住みます。ただ、中学生の頃にはすでに密教を題材にした漫画を読んだり、日常目にする何気ない場面で「仏とは?神とは?」と想像を巡らせる子どもだったのだとか。現在は、地蔵寺の副住職として活動する傍ら、讃岐別院の運営委員会の役員も務めています。

数年前に天野さんが運営委員になった時、参拝する人の数はかなり減ってきていたそうです。とにかくお寺に足を運んでもらおうと、色々と試行錯誤を繰り返してきました。
毎朝のお勤めもその一つ。今でこそ、毎日必ず訪れるご近所さんから、一見さんまで多くの人が参拝に来ますが、当初はほとんど人は来なかったのだとか。また、毎月開催される「彩写経会」や仏さまの姿を写して描く「写仏体験」もリピーターの多い人気企画です。願いごとによって違った色の筆ペンを使って写経や写仏をするという斬新なアイデアは、他では見られないでしょう。
「お寺に来たくなるような企画を日々考えています。何度も顔を合わすことでお話する機会も増え、お参りの作法や日常のちょっとした困りごとなどを相談くださる方が増えてきましたね。」
何となく今さら聞きづらいようなちょっとした質問にも丁寧に応えてくれる様子は、まさに駆け込み寺の様相です。

真言宗のお坊さんは、仏さんとの橋渡しが仕事だと天野さんは言います。
春分や秋分に代表されるような季節の節目を大切にすることも、橋渡しとしては大切なこと。その日、その時、その場所が持つ意味を優しく説いてもらっているうちに、自分がそこにいることが必然で特別だという気持ちになってくるのは不思議なものです。
お寺の敷地内という限られたスペースの中でも、行って、聞いて、感じて、訪れた人がそれぞれにお寺の良さに触れることができる。そんな小さな旅はいかがでしょうか。

このガイドに関するお問い合わせはこちら

ガイドのお問い合わせフォーム

このガイドに関するお問い合わせはこちら

ガイドのお問い合わせフォーム

トップに戻る